技術資料

 少し専門的な話になりますが、キャンプ道具等で一般的によく使用されている金属
 (鉄,ステンレス,アルミ,チタン)の特性について、下記致します。

 CORNELIの商品購入検討時の判断材料として参照下さい。(下記は、一般的な金属の性質です)


・鉄(steel)
 重く、熱伝導率が高く、腐食(サビ)に弱い。
 熱伝導率が高い=熱が伝わり易い ということで材料内に熱のムラが出来にくい特徴があります。
 よって料理を加熱する道具等に適しており、鉄板焼きの鉄板,ダッジオーブン等によく使用されている材質です。
 最大の短所は、腐食し(サビ)易く、常日頃から手入れが必要になります。

・ステンレス(stainless steel)
 重く、熱伝導率が低く、腐食(サビ)に強い。
 熱伝動率が低い=熱が伝わりにくい ということで材料内に熱のムラが出来易く熱変形をおこしやすい特徴があります。
 最大の長所が、腐食(サビ)に強く、メンテナンスフリーで扱い易い特徴があります。

・アルミニウム(aluminium)
 軽く、熱伝導率が高く、腐食(サビ)に強い。
 軽くて腐食(サビ)に強く比較的安価な材質な為、市販のキャンプ道具でも様々な所で利用されている材質です。
 しかし融点(個体が液体に変わる温度)が低い一面もあります。
 耐久性から、火で空焼きする様な使い方には、あまり適さない材質です。

・チタン(titanium)
 軽く、熱伝導率が低く、腐食(サビ)に強い。
 軽くて強度もあり、腐食(サビ)にも強く優れた材質です。
 熱が伝わりにくいので、熱い飲み物を入れても手元に熱が伝わりにくい為、チタン製マグカップ等もよく見かけます。
 ですが、非常に高価な材質でもあります。

 
ここで、ステンレス(stainless steel)について更に分類して、個々の特徴を下記致します。

 ステンレス鋼と一言で言っても実に200種類以上の種類がありますが、一般的によく使用されている物が
 下記の2種類になります。
 家庭で見かけるステンレス製道具の大半は、この2種類のどちらかがほとんどです。
 (磁石に付くか付かないかで簡単に判別する事が出来ます)


・ステンレス鋼(SUS304)
 磁性無し(磁石に付かない)(微弱に付く場合有り)
 腐食性(サビ)に優れています
 熱電動率が低く、熱変形しやすい
 高価

・ステンレス鋼(SUS430)
 磁性有り(磁石に付く)
 SUS304と比較して腐食性(サビ)に劣ります
 SUS304と比較して熱電動率が高く、熱変形が少ない
 SUS304と比較して安価

 (ステンレス鋼の代表的な物がSUS304で、少し鉄に近い特性を持ったステンレス鋼がSUS430になります)

追記
 ステンレス鋼(金属)は高温にする事で特性が変化しますが、SUS304,SUS430共に焼きが入らない材質です。
 また、SUS304は高温にする事で柔らかくなる性質がありますが
 共に、火にかける事によって、硬度が極端に上がる下がる等でキャンプ道具としての機能を損なう様な事はありません。

 
以下に各金属の特性を数値で表しました。
 (数値は比較用の参考値になります)

 比重(g/cm^3)
 鉄=7.9       ステンレス(SUS304)=7.9        ステンレス(SUS430)=7.7         アルミ=2.7       チタン=4.5

 熱伝導率(m℃×10^2)
 鉄=0.79      ステンレス(SUS304)=0.16      ステンレス(SUS430)=0.26       アルミ=1.95     チタン=0.17

 融点(℃)
 鉄=1500〜  ステンレス(SUS304)=1400〜  ステンレス(SUS430)=1400〜   アルミ=660〜  チタン=1700〜

この様な金属の特徴を踏まえて、CORNELIの道具の材質は選定されております。
CORNELIの道具に、ステンレス鋼(SUS304)が多いのは、耐久性(腐食性)を重要視した結果です。

各商品の材質は、各商品ページに記載してあります。